Catbedmat

Catbedmat

Cat bedmat ができるまで——本体とカバー、2年分の話。

Cat bedmatが生まれて、約2年が経ちました。

今回は、本体とカバーそれぞれの開発の話を、少し振り返りながら書いてみたいと思います。



 

 



tofmofuのモデル猫、とうふとゆばのこと

tofmofuには、看板猫が2匹います。マンチカンのとうふとゆばです。

商品開発の際には必ずこの2匹に試してもらうのですが、彼らは実に正直なモニターで、気に入らないものには見向きもしないし、気に入ったものには全力で愛を注いでくれます。Cat bedmatの開発も、この2匹との長い攻防から始まりました。




そもそも、なぜベッドを作ろうと思ったのか

猫を飼ったことがある方なら、きっと一度は経験があると思います。用意したベッドほど、使ってくれない。

とうふとゆばは無類のダンボール好きで、どれだけ素敵なベッドを用意しても、寝ているのはいつも硬いフローリング。へそ天でぐっすり眠る姿を見るたびに、「この子たちが自分から選ぶベッドを作れないものか」と思い続けていました。

猫の好みはそれぞれです。ふわふわのものが好きな子、何でも使ってくれる子、ダンボールのような硬いものしか受け付けない子。フローリング派・ダンボール派の猫ちゃんが「ここがいい」と思えるような、安定した硬さと心地よい弾力を両立させたベッドを目指すことにしました。




素材選びと、とうふの粗相事件

まず向き合ったのは中材の素材選びでした。

候補はウレタンと綿シートの2つ。ウレタンは通気性の不足、経年劣化、洗濯の難しさという点で猫の日常使いには向かないと判断し、通気性に優れた高級綿シートを選びました。熱や湿気を外へ逃がしやすく、型崩れしにくく、洗濯機で丸洗いできる。猫にとっても飼い主にとっても、正直な素材です。


カバーにはピーチスキンを使用しています。摩擦に強く、防ダニ仕様で、静電気が起きにくい。中材カバーとして選んだはずが、これだけでベッドマットが一つ完成しているのではと思うほど優秀な素材でした。



そしてサンプルが完成し、いざとうふに試してもらったところ——まさかの粗相。

ふんわりシャカシャカした感触が猫砂に似ていたようで、トイレと勘違いさせてしまったのです。yogiboや羽毛布団のような感触がどうしてもトイレを連想させてしまう、とうふさんの判断力がここで炸裂しました。

カバーを被せてみたり、お気に入りの寝床に置いてみたり。

目を離した隙に粗相→洗濯、の繰り返し。ある意味、洗濯耐久テストとしては非常に参考になりましたが(笑)


やはりエアリー感は大事だけど、多少の反発性が欲しい。カバー生地を数ミリ小さくしてみたところ、柔らかいけど適度に反発弾力のあるクッションへと変わりました。するとあっけないほど簡単に、とうふが自分から乗ってくれたのです。

たった数ミリ。されど数ミリ。



2年経って、改めて思うこと

あの粗相の繰り返しがあったからこそ、「洗えること」が機能のひとつではなく前提条件だと確信できました。

猫との暮らしでは、粗相は突然起きます。体調の変化、縄張りの主張、気まぐれ。理由はいつもわかりません。いつでも、何度でも洗い直せる設計でなければ、猫のベッドとして成立しないと思っています。




カバーを別売りにした理由

本体と同時に悩んでいたのがカバーのデザインでした。

ホームセンターに行くと、ブラウン・クリーム・グレーのモフモフベッドがずらりと並んでいます。もちろんそれぞれに製作者のこだわりがある。

ただ、tofmofuは「こういうもの待ってた」と思ってもらえるものを届けたいと思っているので、インテリアに馴染みながらアクセントにもなるカバーを目指しました。

ベージュ×オレンジパイピングという組み合わせでした。

2024年のPANTONEトレンドカラーがピーチファズで、インテリアでもミッドセンチュリーなオレンジが盛り上がっていた時期。

猫グッズではほとんど見かけないパイピングデザインが、部屋の中にさりげない主張を生んでくれると思いました。


生地はコットン100%のセミスウェード両面起毛。天然素材なので猫ちゃんに優しく、使い込むほど柔らかく馴染んでいく素材感です。秋冬向きのカバーとして、第一号にふさわしいものができたと思っています。




そして、カバーを本体と別売りにしたのには、もうひとつ理由があります。

猫用ベッドは、そうそう買い替えるものではありません。

でも飼い主はどうしても飽きる。インテリアとして「あって当たり前」になり、やがて風景に溶け込んでしまう。服を衣替えするように、カバーを替えることで季節の変化を持たせたい。猫ちゃんにとっても、いつものルーティンに小さな変化が生まれます。

今でこそカバー別売りのペット用ベッドは少しずつ見かけるようになりましたが、Cat bedmatが生まれた2年前には、あまり見かけませんでした。




あの第一号のオレンジパイピングから始まり、夏冬あわせて今では9パターンのカバーが生まれました。季節ごとに素材や色を変え、少しずつ選択肢を増やしてきた2年間です。




これからも、Cat bedmatとともに季節の変化を楽しんでいただけるよう、カバーを作り続けていきたいと思っています。一度手に取ってもらったからには、お気に入りの品として長く暮らしに寄り添いたい。




Catbedmatが極上の寝心地となりますように。